はじめての法事、どんな準備が必要なの?

       お布施はどのくらい包むの?会場はどこで勤めるの?食事は?

       ・・・などなど様々な疑問、質問がおありだと思います。


私は、浄土真宗は、自由な宗風の宗派だと思っております。
ご法事に関して、皆さんが、不安になるような、難しい、作法、きまり事、あれをしてはいけない、これをしてはいけないということは、ありません。でも、大切にしていただきたいのは、ご法事をご縁に、浄土真宗のみ教えにふれて頂きたいと思います。


お布施など、ご質問がございましたら、
お気軽にご連絡下さい

■ご法事の準備
法事のご依頼は、お早めにお願い致します。
お布施や持ち物などのご質問も、お気軽にどうぞ。

《法事を勤める際の手順》

@日時を決める。

日時は、皆さんがお参りにご都合の良い日で宜しいと思いますが、命日より前に勤めるのが一般的です。特に土日のご法事は、混み合いますので、いくつか候補をあげていただいて、お宅様とお寺の両方が都合の合う日時に致しましょう。
皆さんの都合のよい日時を合わせるのは、とても大変なことです。
中心となる家族と、お寺で都合をあわせ、他の方には、なるべく合わせてもらいましょう。

法要を勤める時間帯ですが、午前でも、午後でもご都合のよい時間で宜しいのです。
法事は、午前中に勤めるものという決まりは、ありませんし、良い日、悪い日などもありません。暦にあります、友引や大安や仏滅などまったく、気にすることはありません。すべて仏教とは、何も関係ないのです。
特に、浄土真宗は、日の良し悪しを気にしなくてよい宗派です。気になさるご親戚の方がおられましたら、お寺さんに、「気にしなくてよい」と言われたとお伝えください。

49日法要の日時を決める際、49日の法要の日時が、亡くなられてから、三つの月にまたがると(たとえば、1月の後半になくなると、49日は、3月初旬になります)いけないと言われるようですが、まったくの迷信です。なぜかといいますと、『49(始終苦)が三月(身につく)』という語呂合わせで、人生、苦しみばかりが身についてしまうというのですが、浄土真宗では気にすることはありません。
ご親戚の方でも、そのように説明してあげてください。

遠方からのお参りの方をお招きする場合は、午後からの方が、時間に余裕が出来てよいと思います。また、食事をされる場合、AM11時からのご法事をご希望されるお宅様が多いようですが、11時という時間帯にこだわることはまったくありません。

A会場を決める。
基本的に、お寺かご自宅か墓地のある霊園ということになります。
立徳寺の本堂は、どなたでもご利用が出来ます。使用料はありません。
立徳寺は、檀家さんのみしか、使えないということはありません。時々、葬儀社の方が、お寺は、檀家さんしか葬儀をしてくれないとか、本堂も檀家さんしか使わせてもらいないとか、本堂を使うと、檀家にさせられ、寄付も求められるとか、言われるようですが、
すべて、立徳寺には当てはまりません。
立徳寺は、設立以来、一度も寄付金を請求したことはございません。
また、今後も絶対ございません、どうか、ご安心下さい。

Bお参り下さる方々に案内
どの程度の方を、お招きするかは、各ご家庭によって様々だと思います。昨今は、ご家族だけでお勤めされる方が多くなったように感じます。ご親戚が遠方、または、お年寄りの方が多い場合などは、ご家族様だけでお勤めされるお宅様が多いようです。
私が、最近感じるのは、20年前位までは、法事は、遠方でも親戚を呼ぶのは当たり前でした。声をかけないと、「なんで、呼んでくれないの!」と文句ありました。今は、「なんで
呼ぶの?家族だけでやればいいじゃない」。という時代になったように感じます。
最近は、ほとんどが10名以下です。ひとりでお勤めされる方も珍しくないです。

C当日用意するもの用意
特に、49日法要の持ち物
白木の位牌(葬儀で使用したもの) 
お骨(まだ納骨されてない場合)
※お骨を落とすと大変なので、どちらでもかまいません。お持ち頂く場合は、慎重にお持ち下さい。
故人の写真 (大きいものが良いですが、小さくても大丈夫です))
過去帳または、位牌
本堂への お供え物 お菓子や果物など、故人様がお好きだった物などをお供えする方は多くいらっしゃいます。
D食事、お返し品の手配
食事の手配、飲み物 お参りされた方へお返し品の手配
こちらも、最近は、食事をされない場合も多くあります。
返礼品なども無くても良いのです。

E当日に、時間に遅れないようにお寺や法要会場にお越しください。
法要当日
 当日、お寺にてAM11時〜のご法事ですと、5分前には、お越しください。
11時になりましたら、開式いたします。
法要は、およそ、30分間です。



■仏壇を購入されたお宅様へ

ご仏壇から、阿弥陀如来様、親鸞聖人 蓮如上人の掛け軸をはずして、お寺にお持ち下さい。入仏式(一般的にいわれる 魂入れ)を49日や一周忌に勤めることが出来ます。また、過去帳を購入された際には、お寺で、亡き方の法名、俗名、命日を書かせて頂きます。もし、過去帳ではなく、位牌を作られた場合には、位牌をご持参下さい。また、両方作られても結構です。
法要の際に読経し、入仏式(入魂式)を勤め、お返しいたします。法要の1週間前までに、過去帳をご持参頂ければ、法要当日までに、記入させて頂きます。
立徳寺で葬儀を勤めさせて頂いた方は、記入料金は無料です。その他の方は、1名につき5000円頂いております。

立徳寺は、女性住職でございます。
「男性の僧侶でお願いしたいのですが」というご依頼もございますので、その場合は、私の信頼出来るご住職が多数いらっしゃいますので、その方々に、私からご依頼が出来ます。お布施は、かわりません。

49日の後は、一周忌、三回忌・・・と続きます。
既に、墓所をお持ちで、納骨がある場合以外は、お寺の本堂でお勤めするのが、一番良い供養とされています。
たとえば、墓地を霊園にお持ちの方でも、ご法事は、お寺でお勤めされては
いかがでしょうか?
 お墓参りは、常日頃から行かれても、お寺にお参りされる機会は、なかなかありません。特に、ご親戚の方は、ほとんどありません。お子さんにとっても、お寺にお参りするというのは、非常に大切な経験かと思います。
同じ、法事を勤めるのでも、霊園の簡易礼拝堂と、お寺の本堂では、雰囲気がまったく違い、お参りされる皆様の供養する心持ちも違うのではないでしょうか。
 亡き方の大切なご法事の時は、皆さんで、お寺にお参りされることをお薦めしたい
と思います。
墓参りは、本堂での法事の後、行かれたらいかがでしょうか。
亡き方は、いつでも、阿弥陀様と共に、皆様のそばにいらっしゃるのです。ですから、阿弥陀様の前でお参りされることが、即ち、亡き方にお参りすることであります。そして、私たちも、仏様の教えをお聞かせ頂き、阿弥陀様に救われる身であることを喜ばせて頂きたいものであります。どうぞ、皆様で素晴らしいご法事にして下さい。素晴らしいご法事とは、皆様が仏様の救いに出会うことです。