四七日法要 二つの山を一つに合わすより難しい 時には、振り上げ相手を殴るこの手を、今人間として最も美しく平和な合掌の姿に変えて下さったのは、愛しい故人であります。阿弥陀仏は常に、私の真の幸せを願って慈悲の心を恵んでいて下さいます。また、なかなか尊い言葉の出てこない、何かあると人の悪口しか出てこない、私の口から今、お念仏が出てくる、何て尊いことなのでしょうか。これは、ただ今、仏様が私を支えて護ってくれている証拠なのです。私が念仏を称えているつもりでおりますが、念仏は、いつでも、仏様が私を心配し念じてくれているから私の口から出てくる尊い言葉なのです。仏様が「私がいるから、安心して生きておくれ」といつでも呼びかけてくれているのです。まさに、故人はこの私に、仏縁を結んで下さった御方であった、と偲んでいく事が、故人を仏様として拝んで行く道ではないでしょうか。亡き方を、仏様として受け止めるか否かは、遺った者の問題なのです。四週目は、四七日法要になります。法事には、念珠をお忘れなく! |